オーナー社長のいる会社を選んだ理由

正社員になりたくて入ったオーナー社長の会社

就職氷河期でずっとアルバイトや派遣社員で働いてきた。
若いときはそれでよかったけど、30歳を過ぎて
このままではずっと貧乏のままだと気づいて
オーナー社長が経営する会社に正社員として入社した。

オーナー社長だから、会社のルールは社長次第で決まるし
会社の方向性も社長次第で決まる。
ある程度大きな中小企業であれば、経営陣がいて中長期で方針が決まるが
その経営陣だって一族経営だったりする。

ずっとオーナー社長の会社で働いて思うのは
大手とは全然働き方が違うということ。
社長に気に入られることは出世に大いにかかわること。
もちろん、ちゃんと能力を見て判断する社長もいるだろうけど
社長が気に入らない社員は、能力なんて見てもらえない。
良いことよりも、悪いことを見られてしまう。

逆に言うと、社長に気に入られれば、
ある程度のことは目をつぶってくれる。

一番働きたくないと思ったオーナー社長

一番最初に経験したオーナー社長は一族経営の3代目だった。
起業した1代目の会社を大きくしたのが現会長の2代目。
会長は人格者で、何歳になっても夢を持っている素敵なおじいちゃん。
私も会長の考え方や企業理念には共感するところが多かった。

会長は娘しかいなかったので、会長の兄の息子が3代目になった。
その3代目は、社員の話は聞かないが
大手会社の社員やコンサルがいうことを真に受けて
方針を決めちゃうヤバい人。
現場の話はとにかく聞かない。
コンサルで利益なんて出てないのに鵜呑みにして
訳わかんない日報とか始めちゃう。

その時は働きづらくて仕方なかった。
現場として、絶対こうしたらいいのにと思うことも
全然聞いてもらえず、外の人の意見を聞くから
どんどん働きにくくなった。

社員が辞める人数もすごく多くて
1年中、採用している感じだった。

こんな何も考えてない人がトップの会社ヤバくね?
と思って退職することにした。
今もその会社は地元では大きい会社だから
あんな社長でもうまくやってるようだ。

社長の一族がとんでもない金持ちだし
ある程度考えなくても倒産はしないのかもね。

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